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卒後研修

金沢大学附属病院薬剤部は現在(2017年12月現在)施設認定として、日本医療薬学会 認定薬剤師制度研修施設・がん専門薬剤師認定制度研修施設・薬物療法専門薬剤師制度研修施設、日本臨床薬理学会 認定薬剤師制度研修施設、日本薬剤師研修センター 薬局・病院実務研修施設の認定を受けている。また金沢大学附属病院プロフェッショナル薬剤師養成研修プログラムとして他施設からの研修生を受け入れがん専門薬剤師等を輩出し保険薬局からも研修を引き受けている。

さらに、創基150年の記念事業の一環として2016年度新たな薬剤師卒後研修を開始した。2017年度の新規入職者からは、「薬剤師の幅広い活動領域において高いレベルでバランスが取れて優れている薬剤師」を到達目標としたKanazawa University Pharmacist Standard(KUPS)システムを開始してした。KUPSのStandardレベルの研修内容としては、基盤固めの2年と専門性向上の3年間の計5年間をかけて薬剤師を育成していくものである。基盤固めの期間において週の半分を調剤業務やTDM業務のセントラル業務を、また半分は病棟や外来化学療法室、先端医療開発センターで業務を研修する。各病棟は基本的に半年を1タームとしてローテーションしてもらい、2年間で4箇所の病棟等を経験することにより知識、技能、幅広い視野を習得する。専門性の向上においては、本人の希望に基づき地域の中小病院や保険薬局等での研修、さらには専門や認定薬剤師の取得や、学位取得を後押しするプログラムとしている。5年間のStandardプログラムを修了した薬剤師は本人の希望に基づき金沢大学附属病院薬剤部のみならず県内外の基盤病院・地域医療を担う中小病院や保険薬局で活躍できる力を十分に習得できる研修プログラムである。

KUPSプログラムを立ち上げるにあたり薬剤師生涯設計をスプレッドシートとして「学生レベル」からの「国内最高レベル」の10段階にレベル分け、2年研修の到達レベルを4、5年研修の到達レベルを5、さらには主任レベルを7と設定した。評価内容としては、業務内容(知識と行動)、コミュニケーション能力、自己管理、リスク管理、安定運用、科学的探索力、生涯研修を含む35項目からなり、各項目に対して10段階のあるべき姿を示した。本評価基準に従い半年を1つの区切りとして自己評価ならびに指導薬剤師や上級薬剤師によるアセスメントを行い、研修生が伸び悩んでいる点を自己のみならず周りが理解しサポートしていくことができるようなシステムとなっている。