薬剤部紹介

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薬務室

会社で言えば「総務」です。一言では言い表せない雑多な仕事をしています。特に重要なものとして、薬事委員会の事務局の仕事を行っています。

医薬品安全管理部門

2007年の医療法改正にて医薬品について高い専門性を有する「医薬品安全管理責任者」の設置が定められたことを契機に開設されました。本部門の業務は、医薬品安全使用のための管理体制の確保と実践です。病院内の医薬品の「管理・情報・使用」が安全に実施されているかを、各部署の安全管理担当者が連携・協力しながら、定期的な確認・指導を実施しています。

医療安全管理部

患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、職員の安全意識の向上と患者の安全確保を目標に活動しています。病院長直轄の部門で、多様な職種が連携しインシデント事例*から潜在的な危険を発見し事故を未然に防ぐ活動、研修の企画・開催を通じた職員の意識啓蒙などの業務を行っています。統計上、病院で起こるインシデントの半数弱が薬剤に関連すると言われており、専門的な分析、対応が行えるよう、複数の薬剤部職員をこの部門に配置しています。

*誤った医療行為などが実施された、あるいは実施されそうになった事例のこと(患者の身体・健康に影響する事象が起きた場合~発生を未然に防いだ場合までを含みます)。

調剤室

外来患者さん、ならびに入院患者さんの薬(内服薬、外用薬、注射薬)の調剤を行っています。忙しい時間帯には他の部門の薬剤師全員が協力し、調剤時間(待ち時間)の短縮に努めています。近年、調剤室はシステム化・機械化が進んでおり、全自動薬袋作成システム、散剤鑑査システム、注射薬ピッキング装置、自動搬送ロボットなどが導入されています。これにより大幅な省力化が図られ、薬剤師は以前にも増して薬の正しい使い方や、入院患者さんの処方チェックなどの鑑査業務 に集中することができるようになり、より安全な薬物治療の実施に貢献しています。

製剤室(一般、無菌)

先端的な治療を行う時に、市販されていない特殊な薬剤が必要になります。軟膏、点眼剤、注射薬など、臨床から依頼があった特殊製剤を調製しています。

また、無菌性を要する点滴などの混合調製も行っています。

麻薬管理室

院内で使用する麻薬、向精神薬等の管理と、麻薬施用免許申請手続きを行っています。

また、麻薬管理に関する周知を、薬剤部内、病院内において様々な手段で行い、適正な麻薬管理に努めています。

薬品管理

院内で採用、使用されている医薬品の購入と供給管理を行っています。医薬品は調剤室と注射調剤室(中間倉庫)に在庫し、半年毎に使用期限チェックを含めて実施棚卸しています。

また、薬品基本マスタを作成し、医薬品が電子カルテや物流システムでオーダできるようにしています。

医薬品情報管理室(DI室)

医薬品の適正使用のために、様々な領域からの情報収集と能動的な情報提供に努めています。当院の薬剤師の病棟活動はDI室担当者から始まっており、病棟担当者一人一人がDI担当者としての役割を担っているのが特徴です。2017年度からDI室には副作用救済支援室という名称が追加され、医薬品副作用被害救済制度の利用推進に向けた取り組みを行っています。また、医薬品安全性監視活動として副作用情報の収集にも力を入れており、2017年度から医薬品医療機器総合機構(PMDA)への副作用報告件数は増えています。

薬品試験・薬物治療管理室(TDM室)

患者さんの血液中薬物濃度を測定しています。測定する薬物は、薬物体内動態に個人差が大きい薬物や、血物中薬物濃度の治療域が狭い薬物であり、例えば免疫抑制薬や抗菌薬などがあります。得られた結果や他の検査値など様々な情報を基に、病棟担当薬剤師や各専門薬剤師と協力し、患者さん個々の病態に適した薬物濃度となるよう投与量や投与方法などを医師へ提案し、より有効で安全な薬物療法の実現に貢献しています。

手術部

医療用麻薬等の重要薬などを中心に手術部における適正な医薬品管理や医薬品安全管理に関する業務を行っています。周術期におけるチーム医療が広まってきており、病棟薬剤師など院内の病院薬剤師や薬局薬剤師と協力しながら、薬剤師として周術期医療に貢献できるように努めています。

外来化学療法室

外来において化学療法を受けられる患者さんの注射薬の混合調製を主体とし、安心して外来での治療が受けられる様、抗がん剤治療を受ける患者さんへの初回説明や抗がん剤による副作用のモニタリング等も実施しています。

医師、看護師との連携のもと、患者さんに安全に安心して抗がん剤治療を受けて頂けるよう努めています。

先端医療開発センター

当院の基本方針の一つである「臨床医学発展のための研究開発」に基づき、1999年に「臨床試験管理センター」として設置され、CRC(臨床研究コーディネーター)による治験実施の管理・支援を行ってきました。

2013年には、これまでの業務に加え、質の高い臨床研究・医師主導治験を推進するため、「先端医療開発センター」へと改称し、薬剤師CRC・看護師CRC・検査技師CRCに加え、スタディマネージャー・データマネージャー・生物統計家などの専門家を配置した9つの部門体制より、当院における臨床研究のさらなる発展を目指した活動を行っています。

病棟業務

当院では薬剤師の病棟活動の歴史は1991年からと古く、各病棟を臨床薬剤師が1‐2人担当しています。臨床薬剤師は、個々の患者さんの薬物療法について医師との議論や看護師さんへのタイムリーな医薬品情報を提供、患者さんへの服薬指導や副作用管理など、良好なコミュニケーションをとりながらチーム医療を実践しています。時にスタッフと共に悩みながら、自己研鑚し、臨床現場で活躍できる薬のプロとして日々成長しています。

集中治療室(ICU)

2010年6月に当院初のICU担当薬剤師が誕生しました。当初は輸液、循環作動薬、降圧薬等のICUで汎用される薬品の管理が主でしたが、現在は、医療者への医薬品情報提供やカンファレンスへの参加、複雑な病態や生体機能を維持する機器接続中の方の薬物動態の解明等が主な業務です。また、重症感染症の方が入室されることが多く、院内感染制御チームに所属している現任者の経験や知識をICUでの感染症診療に還元しています。様々な専門医が常駐する中で、薬物治療の責任者として治療により深く関わっていけるよう取り組んでいきたいと思います。