臨床教育

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薬学類・創薬科学類学生

講義

講義としては、3年次の「化学療法学」、4年次の「医薬品安全性学」、「臨床栄養学」、「医薬品評価学」および「薬局経営学」の講義を担当している。「医薬品安全性学」では、医薬品安全性の担保のために必要なこと、各病態に応じた薬物療法の実践方法、さらにチーム医療への参加に必要な基本的事項について講義しており、また、薬害被害者から特別講演も実施している。また、アクティブ・ラーニング型授業を取り入れ、過去のインシデントに対する要因分析を実施している。「臨床栄養学」は静脈栄養法を中心とした臨床に即した栄養療法について、「医薬品評価学」は治験や市販後も含めた医薬品開発のプロセスについて講義している。

臨床実習

薬学生の臨床実習は、1年次に医療現場を早期体験することにより薬学生としての自覚・学習意欲向上を図ることを目的に「病院薬剤部業務見学」および「病院薬剤師の仕事に関する講義」を実施している。また2019年度からは薬学類生の5年生全員および科目等履修生等を対象とした「患者の受診の流れに沿った実務実習により地域包括ケアシステムを考慮した段階的に学べる実習カリキュラム」である実務実習の中で、高度急性期の機能を有する大学病院として11週間の「実務実習II」を引き受けている。積み上げ型教育から脱却し、薬剤師として立ち振る舞う前に医療人としてどのように患者に関われるのかを、実習初期から患者と接することで学びを進めて行く。その中でセントラル業務(調剤、DI、薬品管理、治験薬管理、外来化学療法、一般製剤・無菌製剤、医療安全、副作用回避・中毒医療、先端医療開発センターまたは外来化学療法室)やチーム医療(病棟、NST、緩和ケアチーム、AST、ICT、DMAT)や地域医療における連携について学ぶ。上記金沢大学生に加えて、他大学のふるさと実習も各期数名程度受け入れている。さらにアドバンスト実習として、応用実習を希望する学生には、「チーム医療実習」として3ヶ月間、病棟薬剤師とマンツーマンでの病棟業務やチーム医療への参加型実習を行い,実践的に薬剤師職能を学ぶとともに臨床的な課題について研究立案から調査まで一連の臨床研究に取り組ませている。