臨床教育

  • TOP
  • 臨床教育
  • 医学類学生

医学類学生

講義

講義としては4年次の「臨床薬理学」および6年次の「総括講義」を担当している。「臨床薬理学」では、医療安全、医療倫理、臨床試験について、また薬物動態の基礎や特殊病態時の投与設計、薬物相互作用と遺伝子多形を考慮した個別薬物療法について教えており、さらには薬害被害者による特別講演ならびに講義内容を踏まえたアクティブラーニング型授業を実施している。また、「総括講義」では、医療安全,医療倫理,臨床薬理学について講義している。

臨床実習(サブスペシャリティーローテーション)

医学生の臨床実習は、4年次のサブスペシャリティーローテーションとして5日間の「薬剤部臨床実習」を担当している。医薬品安全管理を含む医療安全の確保には診療科横断的に機能する中央診療部各部門と診療情報を介した連携が重要である。そこで、本薬剤部臨床実習では薬剤部・医療安全管理部・感染制御部・経営企画部での医療安全への取組みについて体験・見学し、医療安全の確保のための方策を理解する。医薬品安全管理の観点から、調剤業務や薬剤管理指導、薬物治療管理などの薬剤師業務の専門性を、また地域医療における病診薬連携を理解する。医療安全の観点から、実例をもとにした模擬事例などを参考に医療安全の基礎的思考を学び、また、医療安全カンファランスに参加し、インシデント事例の分析、対策立案の過程を経験する。感染制御の観点からは院内感染制御の理論を理解し、実践方法を体験する。さらに医療機関における財務・法務等一般企業運営の要素について概説し、特に医療機関における記録の管理(電子化された記録を含む)については、実務を見学し理解する。